2018年9月26日水曜日

初開催!ホリデーワークショップ@ヨガの杜

9月24日は振り替え休日でお休み。
ということで、通常のケアする側の人のためのヨーガセラピーではなく、ホリデーワークショップということで、まずはベースとなる身体の感覚のこと、呼吸の事についてお話し&ワークをさせていただきました。




今回はまずは導入であり土台となる身体と呼吸について生理学的な部分からアプローチをしていきました。身体の動き一つ、呼吸一つとっても、丁寧に観察していくと本当に色々な事を教えてくれます。

こうした気づき一つひとつは、もちろん肉体そのものにも大きな影響を及ぼしますが、それは肉体だけにはとどまりません。同時にこころの事であり、そしてスピリチュアルな事に繋がります。

ケアする側のヨーガセラピーではCompassion(慈悲・思いやり)という事が鍵になりますが、一体、慈悲とはなんだろうか? どんな時に慈悲を感じ取っているのだろうか?と考えてみると意外と漠然とした印象になりがちです。

しかし、実は非常に身近なところで私たちは慈悲を体験しています。それが身体と呼吸です。起きている時、寝ている時、私たちの思考がアレやコレやと考えあぐねている時、ともすれば死のうとしているその時でも、身体や呼吸は生きる方向に向かって働いてくれています。

これは本質、もしくは存在そのもからの慈悲の働きといえます。慈悲とは非常にさりげない形で表れてくるものです。だから私たちはいつも見過ごしてしまうのです。身体や呼吸を感じる事は、もちろん生理学的な側面もありますが、実はこうしたスピリチュアリティと関わる最初の一歩となっていくのです。

自分自身との繋がり、自分と他者との繋がり、自分と環境との繋がり。日常の一コマが慈悲の顕れであり、同時に一つの大きなシステムとして働いていることを、頭の理解ではなく腹に落とし体得していくためにも、まずは身体と呼吸を丁寧に観察することが大切になってきます。ぜひ日常の様々な場面で身体と呼吸の観察をしてみてください。

次回は10/8(祝・月)にホリデーワークショップが開催されます。興味があるあるかた、お時間の都合が合うかたは是非ご参加ください。




プライベートセッションで大切にしていること。

プライベートセッションで大切にしている事の一つがカウンセリングです。ヨーガでカウンセリング?と思われるかもしれませんが、とっても大切な要素です。

私自身はヨーガを始めた数年間はずっとプライベートセッションで受けていました。私が今に至るまでヨーガや瞑想を続けているのは、このプライベートで受けていた時期があったからこそです。

個々の抱える問題は似ているようで全く違うものです。当然のことながら、一つひとつ対応策もゴールも違います。グループレッスンではそうした細かなところまではカバーしきれません。

私が受けていたプライベートセッションでも特に時間を割いてもらっていたのがカウンセリングでした。カウンセリングを受けヨーガや瞑想を行ったことで、日常で起きていること、または無自覚に行っている具体的な様々な事に鮮明に気づくだけでなく、繋がりを取り戻せたのです。それは自分一人の繋がりだけではなく、自分と他者、自分と環境というように、全ての事柄における繋がりです。

カウンセリングという言葉を使うコミュニケーションを使うことで、問題が整理されたり、具体的な解決策が見えてきます。そのうえで、ヨーガや瞑想等を取り入れることで圧倒的な早さで心身の変化や人間関係の変化、仕事上の変化などを感じる事が出来るのです。

プライベートセッションで行っているカウンセリグはホリスティックコミュニケーションを中心に行います。そこで大切にしているのが、問題が起こる前の事ではなく、問題がおきた後の事です。一般的にカウンセリングなどでは問題が起こる前について着目し、なぜ起きたのか?という事を追求して問題(原因)を絞り小さくして解決を図ります。

一方、プライベートセッションでの視点はそれとは全く逆の方向性で、問題が起きた後に着目します。なぜかと言えば、誰もが心の治癒力、つまり解決への動機付けや、解決に向けてのリソースを沢山持っているからです。いかにそれらを上手に引き出すかという事が重要なのです。

一般的な視点が問題を絞って解決を図るというのに対し、こちらは解決を大きくしていくことを目指していると言えます。


この有名な絵は象徴的だなぁと思っているのですが、黒い雲に視点を置き、雲を取り除く事を目的にするのか(原因を探す)、雲の浮かぶ青空に視点を置き、青空を広げることを目的にするのか(解決を大きくする)では絵の印象は全く違うものになります。

こうした視点はブリーフセラピーといわれる考え方でもあり、心療内科医だった黒丸先生が実際に臨床で取り入れていた視点でもあります。この視点は実は非常にヨーガや東洋的な視点と親和性がありるのです。

これまでカウンセリングを受けてより傷ついたり、分析などで余計な思い込みを持ってしまったり、問題をほじくり返すだけほじくり返されて、そのまま迷路から出られなくなった人たちを沢山見てきました。

原因を探し出す視点は悪くはないですし、場合によっては非常に有用な方法です。ただ、もし今までその視点で探り続けてゴールが見えないという事があるのであれば、それは視点を変えて見る時なのかもしれません。



こころの治癒力を引き出すお話し会
~ホリスティックコミュニケーションを中心に~

プライベートセッションをいきなり受けるというのは勇気がいるものです。まずはお話し会で私の雰囲気やカウンセリングの実際をご確認ください。お話会ではおひとり様ですがデモンストレーションとしてカウンセリングを体験していただけます。


詳しくはこちらをご覧ください → こころの治癒力を引き出すお話し会
◇日時◇
9/29(土)14:00~17:00(残2)
10/10(水)19:00~21:30
10/20(土)14:00~17:00

◇定員◇
各5名の少人数で行うお話し会です

◇料金◇
3,000円(事前振込みをお願いしております)

プライベートセッション・モニター様募集中


2018年の9月~12月までプライベートセッションのモニター様を募集しております。毎回アンケートにご記入いただくことと、3~4週間に1回セッションを受けていただくことを条件に、4回お試しコースを通常の半額で受けていただくことができます。

詳しくはこちらをご覧ください → プライベートセッション・モニター様募集

お問合せだけでも大丈夫ですので、お気軽にお問合せ下さい。

2018年9月25日火曜日

土地改良。

私が4年くらい前から通っている百姓学校。
岐阜県瑞浪市日吉町の深沢という所にあります。深沢とあるくらいですから奥深いのです(笑)


自然循環農法を取り入れながら、仲間とのんびり楽しくやっています。自然が多様性なのは言うまでもなく、私たちメンバーもかなりの多様性。それぞれの目的が全然違います。「農」を中心に四方八方に広がっている感じです。誰も押しつけないし、否定しない。そんな仲間です。

そして、何よりゴリゴリの自然派ではないバランスが非常に心地よいのです。もちろん、農薬を使わず、自然循環農法で行っていますし、時期になれば収穫した野菜を調理して食べたりもします。でも、お昼にインスタントラーメンを食べたりもします。

とはいえ、ここの敷地は広大。そして、今年の暑さ。すっかりマンパワー不足です。正直、作業が追い付いていません。このままでは土地が荒れてしまうので、何とかしなくちゃ!ということで、とりあえず2つ案を講じることにしました。

一つはメンバーの募集!!
ただ今絶賛募集中です。ただ、とっても不便なので、この不便さを楽しむことができる人じゃないと、きっと続けるのがシンドクなってしまいます。
ので、10月~3月にかけて数回、自然の良いところも不便な所も体験してもらって、その後に判断をしましょうという、気長~な募集です。
ご興味のある方はご連絡ください!!

問い合わせはこちらをクリック → 問い合わせフォーム

そして二つ目が土地の改良です。
私たちの大きな問題は雑草と水路問題です。確かに雑草は必要だし、重要な役割をしてくれます。ますが、正直、ちょっと手に負えなくなってきています(笑)平野の畑と違って中山間部のきり開いた畑というのは、ほっておくと山に戻ろうとするので、なんとかそれを食い止めつつ、上手なバランスを取る事が必要です。

もう一つが水。この辺りは非常に水が豊かで山から、川からと水は引けるのですが、水路に少々問題ありで、今のところ大々的に修復するのに、人もお金も足りていないのです。

ということで、この人数で、つまり少ない労力で自然循環を保ちつつ、持続可能な農を続けるためにどうしたもんかと考えた結果、岐阜県の同じような中山間部で自然循環農法の自給農を行っていた中島正さんの本から智慧を拝借することにしました。

農法は本当にたくさん出回っていますが、結局のところ正解はなくて、正解があるとすればそれは、その土地の声を聴きながら土地に合わせて、自分たちのできる範囲で柔軟に対応していくという事しかありません。

私たちもこれから半年かけて、来年の春に向けて土地の改良に着手していくわけですが、間違いなく試行錯誤(笑)でも、これがめちゃくちゃ面白いのです。
もちろん、人が増えれば違う方法が見えてくると思いますが、当面はこの本を軸になんとかこの豊かな自然を活かし農ライフを楽しんでいきたいと思っています。

と、いうことで、やってみたい!体験してみたい!!気になる!!!というかた、まずはお気軽にご連絡ください。ちなみに、名古屋から通っている人もいます。車で来ていただくのが一番ですが、そうじゃない人も乗り合わせたりしながら来ています。なんとか方法はあるもんです。

一緒に農ある暮らしをしてみませんか?

2018年9月20日木曜日

朝起きて身体を温める。

私は割と早起きです。いつもだいたい3:30~4:00の間に目が覚めます。大学生の頃は三年寝太郎状態でしたが、仕事の都合もあり自然と早起きの習慣がついてしまいました。ちなみに、よく低血圧の人は朝が弱いと言いますが、もれなく私は低血圧(笑)

色々は本などにも書かれていますが、確かに早朝はゴールデンタイムです。何より静かですし、頭がスッキリしているので、なにかと捗ります。

朝起きて一番最初に行うのが白湯を飲むこと。これがないと一日が始まらない感じです。私のスタートボタンという所です。この白湯以外にも色々とルーティンがあるのですが、数か月前にその順番を入れ替えてみました。

いままでは白湯を飲んだ後に本を読んで、ブログを書いたりメールチェックしたりと、わりとじっとしていることを入れ、その後に15分掃除を入れていたのですが、白湯と読書の間に15分掃除を入れるようにしました。

どうしてそうしたのかというと、朝、身体を温めると一日の出だしがスムーズと本で読んだから(笑)本では熱めのシャワーを浴びることを進めていましたが、私はヨーガした後にシャワー浴びるので、朝に2回もシャワーを浴びるのはめんどくさい…、ということで、白湯を飲んで、まずは15分の片づけをすることにしました。

これがなかなか良い!!

朝一番で部屋が片付くのも清々しい気持ちになって良いのですが、15分の掃除って良い具合にじんわりと身体が温まります。自然に活動モードに切り替わる感じです。それともう一つは不思議な事にお昼の変な眠たさが解消されているように思うのです。これが朝の片付けのおかげなのかは分かりませんが、確かに一日の出だしをかえたことで、非常にスムーズな一日を過ごせているように思います。

ほんのちょっとのことですが、結構変わるもんですね。
でも色んな意味で15分掃除はおススメです♪


2018年9月18日火曜日

穴のあいたバケツ。

穴のあいたバケツを思い浮かべてみてください。このバケツは全てが同じ規格でできているわけではありません。丈夫なバケツの人もいれば、大きなバケツの人、錆びたバケツの人、小さいバケツの人色々です。

あなたのバケツはどんなバケツでしょう?

バケツからは水が漏れています。
この水は私たちのエネルギーです。もちろん、このエルネギーは肉体的な事だけではなく、精神的なエネルギーも含まれています。

生きているかぎり、エネルギーを使うわけですから、常に漏れています。その漏れた分を補充するように、私たちは食事をしたり、休息をとったり、趣味をして楽しんだり、ケアをしたりしながら補充します。

このバケツの内側にはある位置にラインが引かれています。ここが「枯渇水域」の目安です。ここを越えて枯渇し始めると心身に不調が出始める一つの目安です。もう一つ下にもラインがあります。これは危険ライン。ここを越えたら、何かしら心身に症状が出始めます。

この枯渇水域の線を下回らない限りにおいては、エネルギーは増減を繰り返しながらも回復をしています。そして、簡単に回復は可能です。

しかし、バケツの穴から漏れる水は常に一定ではありません。多くのストレスを感じたりしている時は量が増えてしまいます。またバケツ自体のメンテナンスをしていないと、バケツが脆くなり壊れてしまうかもしれません。また大きなバケツの人だと大丈夫でも、小さなバケツの人には大ダメージの場合があります。

昔は平気だったのに…とか、同じ状況下にいてもある人は平気にしているのに、ある人は疲労困憊…ということありますよね。

さて、今のあなたのバケツの状態はいかがでしょう?

枯渇水域のラインを下まわまらない時は水はスムーズに増減を繰り返しているので特に問題はありませんが、枯渇水域を下回ったり、危険ラインを越えてくると、水をためるのに時間も労力もかかります。と、同時に、バケツ自体が脆く小さくなっていくのです。

まずは水が枯渇水域ラインより下にならないように気をつけることが大切。

同時に、補充する水にも気をつける必要があります。いきなりどーっ!!と大量の水を投入しても、溢れてしまって効率が悪かったり、バケツ自体が弱っている時は、バケツが壊れてしまったり、穴が大きくなってしまったりという事があります。

たとえば、とにかく我慢して、がんばって、ふんばって、歯を食いしばって、で、ハワイに行く!!というパターンのストレス解消。
もちろん、悪くないのですが、これだと、脆くボロボロになった小さなバケツに、一気に大量の水を注ぐことになります。

ですから、補充する水も適量がいいわけです。そして、この適量の水はバケツそのものを強く大きくしてもくれるのです。

多すぎず、少なすぎない適量の水。
例えば、昼食。本当に忙しい時もありますが、毎日ではありません。しかし、忙しい癖がついていると、無自覚にパパっと済ませてしまいます。でも15分で良いのでゆっくり食事をしてみてください。実はこれだけで、バケツの水が適度に補充されます。

15分って一日の1%です。1%くらい自分のために使ったってバチは当たりません。

後は、日中、5分程度、休息する時間をところどころに入れるなどです。5分なんてあっという間ですがこれは結構な効果があります。そんな時間はない!といわれる方も多いですが、本当に忙しい人ほど、ちゃんとそういう時間を取っているものです。

こまめな休息。実はこれが適量の水を補充する一番簡単な方法なのです。




2018年9月15日土曜日

人生を上手に生きる一つの視点

「私たちは、何の準備もせずに人生の午後に足を踏み入れる。さらに私たちはその時、真実や理想がこれまで通り変わらないという誤った前提と共に足を踏み入れるのだ。だが、午前中の計画に沿って人生の午後を過ごすことはできない。午前中に素晴らしいと思えたことは夕方にはそうでなくなり、午前中に真実だったことも夕方には嘘になる。」

これはカール・ユングの有名な一節で、人生を上手に生きる為の一つの提言です。

午前中というのは人生の前半。若い頃です。若い頃の思いや信条をそのまま引きづっていると思うようにいかずに悩んだり、苦しんだりします。

例えば、幼い頃の親子関係を50歳、60歳になっても引きずっている人がいます。色々な考え方がありますが、一つ言えるのは、幼かった私たちは、すでに十分な大人になり、体力も経験も智慧を持っているという事です。一方で、当時若かった親は既に高齢になり、体力、気力も衰え昔のような勢いはなくなっています。

ところが、若い頃(午前中)の前提を手放すことなく、そのまま持ち込んでいると、いつまでたっても、それどころかその前提であるフィルターはどんどん濃いものになっていきます。

親子関係だけではありません。仕事の仕方、向き合い方、友達との付き合い方…すべてにおいてやはり午前中の前提を引きずっていると何かと問題や摩擦が生じます。私はこうだから…と四半世紀以上も前の子供の頃のことを話される方はよくいらっしゃいますが、今の自分が本当にそうなのか確認してみる価値は十分にあります。

私たちは変化し続ける存在です。
常に、今の自分はどうなのかという視点とともに、古いものを手放すことも大切な習慣の一つだと言えます。

2018年9月14日金曜日

メーク=コミュニケーション。

私は、あんまりメークが上手ではありません。
ちょっとやると、それはそれはやる気ギラギラの顔になってしまいます(笑)
デパートなどの化粧品売り場でやってもらうと、ちょっと困った事になってしまった経験も数知れず…。

そんなことと、めんどくさがりが相まって、軽~いメーク(昼過ぎにはほぼスッピン…)という、ずぼらナチュラルメークです。

先日、ある本を読んでいたところ、一つのメーク方法しかないのはカッコ悪いと書いてありました。ドキッ!!一つどころか…ですがな。

ということで、本の中からむか~し買ったボビィブラウンの本を引っ張り出してきました。これには3分メーク、5分メーク、(←結局、楽)フォーマルメークとTPOに合わせたメークのアレコレが載っていて、結構使えるんです。

ちなみにこれです → ボビィブラウン 究極の美容バイブル
(私もこんなん読んでいたころがあったわけです・笑)

パラパラめくりながら、メーク=コミュニケーションというボビィブラウンの思想が好きで買ったんだった~と思い出しました。

例えば、この3分メークや5分メークではファンデーションは使いませんが、チークは使います。なぜチークは使うのかというと、相手を心配させるような血行の悪い顔色は良くないという気配りです。

こういう美容哲学は結構好きです。なんせ手軽だし(笑)

でもこの3分、5分メークをちゃんとしようとすると、問われるわけです素肌が!
血色、ハリ、ツヤ、柔らかさ。
あぁすべて欲しい。

なんだか妙な美容心に火がついた今日この頃です。

2018年9月13日木曜日

ケアの基準は身体のサイン。

よく、どんなセルフケアがいいのか?という質問を受けます。まぁ個人的にはヨーガがいいと思いますが(笑)、何が良いセルフケアなのか?という基準ではなく、自分の身体のサインを基準に考えてみるといいのではないでしょうか?

身体って本当に面白くて、ちょっと観察する目をもって見ると、結構、好奇心が沸いてくるというか、興味が沸いてきます。

例えば、腰が痛い時。
何処から痛いのか?どんな痛さがあるのか?その時、足の裏はどうなっているのか?体温はどうか?冷えているのなら、どこを温めると一番効果的なのか?…などなど。

調子が悪いというのは楽しいことではないけれど、一方で一つのチャンスでもあります。なぜなら、身体が「ケアして~!!」とサインを送ってくれているのだから。

良いセルフケアは何か?と探すより、そのサインを信じた方が手っ取り早いし、簡単です。私は、20代の頃に手術をして、身体を中心に据えて自分の生活を見直そうという感じにシフトチェンジしてきましたが、これは40歳を過ぎてからでも遅くないと思っています。

特に女性は40代半ばを過ぎると、身体がどんどん変化してくるので、そういう意味でも身体のサインをキャッチできるようにしておくのは、セルフケア的には一番大事かもしれません。

健康ジプシーでやみくもにアレコレと手を出してきた私が、結局たどり着いたのは身体のサインに忠実に従ってケアをすればいいという、とってもシンプルな事でした。(そのためにもねヨーガっていいのよ♪)

まずは一箇所だけ部位を決めて毎日、チェックしてみると面白いと思いますよ。

2018年9月12日水曜日

【受付中です】~こころの治癒力を引き出すお話し会~

9月29(土)14:00~17:00に「こころの治癒力を引き出すお話し会」を開催します。



ホリコミの視点や考え方は一般的なものの見方とベクトルが違います。実際に体験してみると、自然と自分が見えていなかった範囲のことがみえてきたり、自ずと変化して来たり、ふっと心の力が抜けて、今までとは違う景色が見えてきます。

今回は、ヨーガセラピストである私自身が、ホリスティックコミュニケーションの視点をえて、どう変わったのか。そんなリアルな体験談も入れつつ、心の治癒力の話や、ホリコミの具体例や実際のデモを交え、実際にホリスティックコミュニケーションを体験し、心の治癒力にスイッチを入れていただく会です。

こんな方におすすめです。

□ホリスティックコミュニケーションで解決した具体例を知りたい
□ホリスティックコミュニケーションに興味がある
□心の治癒力に興味がある
□心の仕組みに興味がある
□ホリスティックコミュニケーションの実際を体験、もしくは見てみたい
□セラピスト・ボディーワーカーの方
□お悩みごとやお困りごとがある方
□市岡めぐみにあってみたい(笑)

お一人様ですが、実際にホリスティックコミュニケーションをデモで体験していただけます。今回は5人と少人数で開催しますので、人が多いのは苦手…という方もどうぞ安心してお越しいただければと思います。

体験会内容

□ホリスティックコミュニケーションとは?
□心の治癒力について
□心の治癒力と身体の治癒力の関係
□原因をさがすのか?それとも今できる何かを見つけるのか?
□ホリコミ事例
□カウンセリング・デモンストレーション

募集内容

日時:9月29日(土)14:00~17:00
会場:名古屋市中区大須(大須観音・上前津駅より徒歩5分)
料金:3,000円(お茶・お菓子付き・税込み)
*お振込み後の正式ご予約とさせていただいております。
定員:5名
詳細はご予約頂いた方に個別にご連絡させていただきます。

お問合せ・お申込

ホームページよりお申込ください。
http://yoganicca.com/ohanasikai


心の治癒力は誰にでもあります。
そのスイッチを一緒に探してみませんか?

2018年9月11日火曜日

プロセスを耕す過程

先週末は月に一度のホリスティックコミュニケーション実践セミナーでした。今回は土曜日は畑に行ったので、日曜日のみの参加してきました。

今回はちょうど27期の3日目、4日目にあたるわけですが、だんだんとホリスティックコミュニケーションの様々なテクニックを覚えていく時期になっていきます。

日曜日はスケーリング。
どういったことをスケーリングのテーマにするのかという事が最初はとても難しくて、おかしなことになってしまいますが(私も最初の頃はそうでした…笑)、ホリコミの視点でこのテクニックが使えるようになると、非常に有効です。また応用も効くので私自身もよく使っています。

ホリコミは解決志向アプローチがベースにあるので、どうしても解決するという結果に意識が行きがちですが、実際は違います。結果ではなく、そのプロセスに重きを置いています。そして、プロセスを最大限に活かすために「つながり」を大切にするのです。質問することも、反応することも、このスケーリングも、できたこと、できそうなことを探しながら、つながりを取り戻し、プロセスを耕していく過程なのです。

なぜなら、誰もが心の治癒力を持っているからです。

ということで、何度目になるか分かりませんが、また黒丸先生の本を読み直しています。


ホリコミ体験会~こころの治癒力を引き出すお話会~

実際にホリスティックコミュニケーションを体験してみませんか?
ホリコミの事、心の治癒力の事、実際の事例、デモンストレーションなどを通して体験していただく少人数の会です。

詳しくはこちらをご覧ください http://yoganicca.com/taiken





2018年9月10日月曜日

ボロと雑草の力!?

先日の台風もあり、きっと私たちの畑にもかなりの影響がでているだろうなぁと思い、ちょっとドキドキしながら、土曜日に瑞浪市日吉に行ってきました。

途中、倒木の跡が見受けられたり、屋根が飛んでいる倉庫や家屋があったり…。
確実に私たちの倉庫とかは壊れてるかも…と不安を抱きました。なぜなら、相当、本当に相当ガタがきている建物なので(笑)

で、ついてみると、なんと無事!!
奇跡!!(笑)

ちょっと倉庫のトタン屋根がめくれていますが、こんなの想定内。

野菜やコメも風なんて何のその!!元気に育ってくれていました。


建物はきっと古い事(ボロイ事・笑)が幸いしていたようです。なんせ、隙間(もはや隙間の域は越えきっていますが…)が多いので、上手いこと風が通り抜けてくれたみたいです。

雑草君達も侮れません。なぜなら、彼らの根は強い!!いつもはそれで苦労しますが、今回はしっかり根をは草たちが、野菜を守ってくれていたようです。ありがとう♪

とはいえ、ちょっと勢いが良すぎたので手を入れましたが(笑)
ネギの救出作戦の途中、思いがけずビーツを発見!もう全部収穫したと思っていたのですが…。



花梨も落ちることなくしっかり木にくっついています。


分かりにくい写真ですが、真ん中あたりにあります。

今回の台風では自然の猛威の怖さを改めて実感した一方で、こうした自然のしなやかさを感じる事も出来ました。人間にもこういうしなやかさが必要ですね。


**百姓学校ではメンバーを募集しています**
詳細は随時UPしていきますが、ただいま全然更新していないので、興味のある方はお気軽にお問合せ下さい(^^)
百姓学校HP

2018年9月7日金曜日

ケアする側の感情労働その3

その1では感情労働について
https://ichiokamegumi.blogspot.com/2018/09/blog-post.html
その2ではその対処法としての身体性について書いてきました。
https://ichiokamegumi.blogspot.com/2018/09/2.html

身体を通して様々な感覚 -それは心地良いものだったり、不快なものだったり、どちらでもないようなものだったり- に気づいていくこと。ここで、ポイントなのは心地よいからといって追い求めず、不快だからといって嫌がらない、どちらでもないからといって無関心でいないという事です。

心地良いことも、不快な事も、どちらでもないものも全て同じ扱いです。この辺りが他の心理療法などとはちょっと違うのかもしれません。不快だからと言って押し込めたり、逃げたり、無理矢理前向きにとらえようとしたりはしないのです。

立ち止まって、慌てず丁寧にちゃんと向き合って。そして仲良くする

そんな姿勢です。

最後のその3では身体性とともにもう一つの鍵になるCompassionについて書いてみたいと思います。Compassionとは一般的に思いやりや慈悲などと訳されますが、実際は日本語でピッタリくるものはありません。とりあえず、このブログでは分かりやすく「思いやり」という言葉を使っていきます。

「思いやり」とか言うと道徳か!とかいわれそうですが、まぁ聞いて(読んで)ください(笑)

この「思いやり」を育むことは、対人援助などに関わる人の心の回復力を高めるだけでなく、その仕事そのものがより意味のある事、そして自分自身の変容を促すことが大きな目的の一つになります。

対人援助の場面でよく言われる「共感」。ともすると共感疲労に陥ってしまったりしますが、やはりケア等の場面において強力な手段の一つであることには間違いはありません。

共感について述べられるときは、例えば他者の痛みや苦しみに思いを寄せる能力、もしくは、他者が経験している苦しみや痛みを、自分自身の経験として受け取ることのできる能力と言われます。

では共感と似ているような「思いやり」はどうなんでしょうか?

「思いやり」を定義するとしたら、感じたことを行動に変容させていく能力であり、共感を包含したものと捉えていただければよいのではないかと思います。他者に共鳴しながら(これは共感ですが、これだけで「思いやり」にはなりません)、自分の意図をしっかり持ち、そして何が役立つが考え、行動する力のことです。

ところが「思いやり」を持とう!もしくは「思いやり」を高めよう!としても残念ながらそれは上手くいきません。

なぜなら「思いやり」というのは複数の因子から形成されているものだからです。身体性、洞察力、メタ認知力、共感力、内受容力…などなど様々な因子によって成り立っているのです。つまり「思いやり」そのものを取り扱うことはできないのです。しかし、それらの因子を分解して練習することで、結果的に「思いやり」を生みだし育むことは可能なのです。

さて、そこで、やはり重要な柱になるのが身体性。
呼吸に伴う動きや感覚を観察する時、私たちは洞察力を働かせ、呼吸だけではなくその周辺にまで意識を広げることでメタ認知力を鍛えています。
同時に、体温の変化や鼓動、脈などを感じる力を内受容力といいますが、これらが働いている時と共感で働いてるときの脳の活動域は同じだと言われています。つまり、身体内の感覚に意識を向けることで共感力も養っているのです。

もちろん、他にも練習する必要はありますが、やはり身体性が土台という事です。身体を使うわけですから、当然身体の調子は良くなってきます。同時に心に働きかけているので、相乗効果を生みだす善循環が始まるのです。

Compassionについてはジョアン・ハリファックス老師という方のTEDでのプレゼンがとても参考になりおススメです。 → 慈悲、そして共感の真の意義

その1~その3まで長くなりましたがお付き合いいただきまして、ありがとうございました。もし、共感疲労などでしんどさを感じた時、あなたの身近にある呼吸や身体が大きな力となってくれます。

ほんの少しの時間でもいいので、自分の身体に意識を向けてみてください。





2018年9月6日木曜日

いよいよ始まりした♪【ケアする側の人のためのヨーガセラピー@ヨガの杜】

昨日の台風は本当に風がすごくて、怖かったですね…。
私の家の辺りは停電等もなく、多少ものが飛んだ程度で終わりましたが、関西地区の皆さまは大丈夫でしたでしょうか?
また今朝は北海道での地震。今年は本当に自然災害の多い年です。
被災された方が少しでも早く救出されるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

さて、先日の月曜日から【ケアする側の人のためのヨーガセラピー】@ヨガの杜がスタートしました。

やっぱり、初めての場所と言うのはドキドキしますね。
私もドキドキ。参加してくださった方も、どんなことをするのか(多分)ドキドキ。
マットいりません~♪とか言い出すしね。声とか出しちゃうしね(笑)

今回はGathering Atttention(注意を集中させる)ということを中心に行いました。GRACEプログラムでも一番最初の項目にあげられますが、やはりヨーガでも非常に大切な部分であり、土台となるところです。

身体に意識を向ける力を養うということは、注意力を高めることに繋がります。それも調和のとれた注意力。つまり、自分にとって心地よい感覚だけではなく、不快な感覚にも同じように平等に感覚を向ける「調和のとれた注意力」を養っていきます。

こうした「調和のとれた注意力」は実際に現実で起きている事を、フィルターを通さず明晰にみることを可能にしてくれます。

また、同時に、「意識下の拡大」つまり、「俯瞰する視点」を養ってくれます。私たちは日常生活では人間関係も含め、良きにしろ悪しきにしろ、自分が気になるところはよく分かるのに、それ以外に意識が向きにくいものです。意識できる範囲をだんだんと広げることで、やはりフィルターが薄まり、全体像が見えるようになり、自然とものの見方が少しずつ変わってくるのです。

ヨーガをするという事はこういうことだと私は思っています。
大切な事はプロセス。そのプロセスを通して丁寧にちゃんと向き合って、仲良くしていくという事です。

一風風変わりな?ヨーガのクラスですが、ご興味のある方は、一度体験してみてください。お待ちしております~♪

***ケアする側の人のためのヨーガセラピー***

【毎週月曜日】ヨガの杜(10:30~11:40)
【第2・4火曜日】岩倉市生涯学習センター(11:00~12:10)
詳しくはこちら
http://yoganicca.com/supportyoga


ケアする側の人の感情労働(その2)

その1では感情労働について書きました。
https://ichiokamegumi.blogspot.com/2018/09/blog-post.html

さて、こうした感情労働の場面では、まずは湧き出てくる感情を押し殺し、表向きの印象を操作するような「表層演技」にはじまり、自分の感じ方そのものを変えようとする域にまで達する「深層演技」と言われる段階に入ると言われています。

こうしたことを続けているとアレキシサイミア(失感情・失言語化)という特徴が顕著に表れていきます。これは感情がなくなるというのではなく、自分の感情が分からない、自分の感情を表現できない状態です。

こうした症状が出る場合、同時に、失体感(自分の肉体中に生じてきている諸変化に対する気づきが鈍いか、全く気づけない)、過剰適応(自分のことよりも外部に生じる事柄に心を奪われている)という特徴もみられます。

ではどうすればいいのでしょうか?

直接的に心にアプローチをかける方法もありますが、最初から心にアプローチをかけることは、実際はあまり得策ではありません。そうでなくても心の事は抽象的で分かりづらいものです。自分の感情や思考が分からない状態になっている人に対して心からアプローチしても混乱を生みだすだけですし、準備ができていない状態で向き合うと、単に傷ついたり、辛さが増加したり、新たな問題を生みだしたりしてしまうからです。そこで注目すべきは具体的に捉えることができる身体性です。

私たちは心の動き(感情・思考)は自然と湧いてくると思いがちですが、実際は違います。必ずそこには必ず身体性が関わってきます。例えば暗闇で怖いという感情が沸く場合。暗さを視覚でキャッチした後に怖いという感情が沸くのです。(実際は視覚と感情の間にも色々ありますが、ここでは割愛します)言い換えれば、身体を差し置いて感情に向き合うことはできないのです。

また、脳の中には「偏桃体」と呼ばれる箇所がありますが、この部分が私たちの感情を司っていると言われています。この部分の機能が低下したり、もしくは働きすぎても様々な問題が生じると言われています。まさに、これは身体としての機能です。ちなみに、二昔くらい前は成人すると脳細胞は減っていくと言われていましたが、現在は脳神経の可塑性が証明されています。つまり、きちんとしたアプローチをかけることで調和された状態にすることができるという事です。

つまり身体にアプローチをかけるということは、身体的な機能を高めるという側面と、もう一つ心へ働きかける側面があるという事です。

では最初にどんなことをすればよいのでしょうか?

まずは、身体感覚を取り戻すことです。実はこれだけでも十分なくらい効果はあります。動きは非常に簡単な動きでかまいません。

例えば、呼吸を使った例です。
まずは、今の自分の呼吸を感じます。座っていても、立っていても、寝転がっていてもOKです。そして深い呼吸をしようとかもしなくていいです。どんな時でも休むことなく動いてくれている呼吸を感じます。感じようとすると呼吸がしにくく感じる場合、しにくい感じに気づきます。特にその原因を求めなくても良いです。

ただ感じ、ただ気づく。

次に自分の手のひらで感じていきます。お腹、胸、腰、背中、胸の横、脇腹。すごく動きが分かる部分もあれば、分からない部分もあります。分からないことを責めたり、嫌がらなくても大丈夫。なぜなら分からないも一つの感覚だからです。

最後は、手を離して呼吸に伴う身体の動きを捉えていきます。手を当てていた時との違いはあるでしょうか?もちろんあってもOKです。

普段、何気なくしている呼吸もこうして少し意識を向けてみると様々な事に気づきます。最初は身体感覚から、続けていると自然とその時の自分の心の動きも見えてくるようになります。

この一連の流れは1分あれば充分できますし、呼吸であればいつでも、どこでもできます。ポイントは毎日続けることです。私のおすすめは朝起きた時ですが、毎日どのタイミングでも良いので1分続けてみてください。必ず変わってきますよ♪

その3では、もう一つのポイントCompassionについて触れていきます。


2018年9月1日土曜日

ケアする側の人の感情労働(その1)

肉体労働、頭脳労働の他に、感情労働という言葉があります。感情労働とは、職務として表情や声、態度で適正な感情を演出することを求められる仕事のことを言います。現在の日本では3分の2以上の労働者が感情労働に携わっていると言われています。

1970~80年当時ですが、感情労働の提唱者であるホックシールドがには多くの感情労働が含まれる仕事として、

教員、看護師、ソーシャルワーカー、教育カウンセラー、レジ係、受付係、秘書、飲食店員、保育労働者、美容師等

を挙げています。

中でも「対人援助職」と呼ばれるような医療、や福祉、教育に関わる職種は典型的な感情労働に含まれ、現在のデータの上でも感情労働の程度が強いことが示されています。また職業ではなくても家族の介護や看病、育児なども程度が強いと言われています。

感情的なことはちょっと厄介です。人によっての差異が大きいこともありますが、「仕事だから…」といって後回しにされることが多いからです。しかし、感情労働は大きなエネルギーを必要とし、肉体的な負担とは別の大変さが存在します。

例えば、家族の事を含め、対人援助の場面においては、嬉しい、楽しいといったポジティブな感情だけが溢れているわけではありません。それとは対照的に不安や恐怖、苦痛や不快、悲嘆や怒り、絶望感や無力感といったネガティブな感情が渦巻いているのが現実です。

しかし対人援助の場面では「共感」の大切さが強調され、共感を求められます。ともすれば共感が目的になっているなぁと感じる事も間々あります。確かに「共感」にはケアに対して大きな力がありますが、深い共感=全てOKという事ではありません。その代償も大きいことを知っておく必要があります。

その代償の一つとして言われているのが「共感疲労」です。過度な共感によって、自分の心が疲弊し鬱や睡眠障害、過覚醒、イライラ、混乱、心身の不調などの症状を引き起こしたり、バーンアウト(燃え尽き症候群)の大きな原因となり、場合によっては退職や転職といった事に繋がっていくのです。

組織としてもこれは大きな問題です。職員がすぐ辞めてしまったり、組織内でのひずみが生まれる大きな要因となるからです。

実はこうした感情に対して上手な手綱さばきができるようにアプローチを行う事、またそれだけでなく、疲弊した心を自分の力で回復する力を養うことは意外とシンプルな方法で可能です。

その2では、その方法や、視点について書いていこうと思います。