2018年5月31日木曜日

ケアする側のためのヨーガセラピー

6月から色々と新しいクラスが始まります。
その一つが、【ケアする側の人のためのヨーガセラピー】

ケアを必要とする人に役立てるために始めたヨーガセラピー。実際、セラピーの場面に入ってみると、ケアする側の人の疲弊を目にする場面が少なくありません。

人のケアや支援をする場面では、ケアする側の人は日々、使命感や責任感、相手を思いやる気持ちなどの肯定的な感情と同時に、強い負の感情の動きも経験します。そういった中で肉体的、精神的、自分の存在意義としてスピリチュアル的に大きな負担が強いられるものです。



しかし、自分のためになかなか時間を取る事が難しい現実。だからこそ、日常の中で自分で立ち直る回復力=レジリエンス。ケアする側の人こそ、集中と寛ぎのバランスが大切なのです。このバランスの維持の取り方を身につけることは、ケアする側だけでなく、ケアされる側にも好循環を生み出します。ケアする人が日々、心身ともに健やかであるためにご活用ください。


日時:木曜日(第2・4)13:30~14:45(詳しくはスケジュールをご覧ください)
場所:RoomCREA(ルームC)*部屋が変わる場合もあります
予約優先:ご予約はこちらから(定員5名)
料金:1回2000円

2018年5月27日日曜日

プライベートセッションはじめます。

芽が出て、草や虫と共存しながら成長し、花が咲き、実がなり、そして寒い冬を乗り越え、また次の季節を迎える。畑に立っていると、たった一粒の種が秘めている力に圧倒されます。でもそれは種だけでなく、太陽、水、風、虫、微生物…様々な小さなきっかけによってもたらされる、小さい変化の連続の結果。種の力を引き出していく、ささやかでも、力づよい働きかけや相互の関係があってこそです。

これは人も同じですよね。

さて、6月よりプライベートセッションをはじめることにしました。第2、第4の週が中心ですが、日程や時間などは可能な限り調整させていただきますので、その際はご相談ください。

ブリーフセラピー(短期療法)をベースとしたホリスティックカウンセリングとヨーガセラピーを組み合わせておこないます。困りごとや悩みごと、話を聞いてもらいたい時などご利用ください。変化を促す小さなきっかけは思わぬところに転がっています。一緒に解決方法を見つけていきましょう。

詳細はこちらをご覧ください
http://yoganicca.com/private

2018年5月26日土曜日

【開催報告】こころとつながるヨーガ

昨日、再スタートをした「こころとつながるヨーガ」。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
http://yoganicca.com/tsunagaruws

このクラスは最初、京都から始まり、東京、大阪そして、最後に名古屋で開催という不思議なルートを辿って今に至るわけですが(笑)私自身、思いれもあったりするので、始まる前は若干ドキドキしながらのスタートでした。

昨日のテーマは「呼吸」

深い呼吸とか、浅い呼吸とか、腹式呼吸とかとりあえず、そういうことは横に置いておいて、自分の呼吸を知る事を中心に行いました。

いくら腹式呼吸だ、深い呼吸だという事をやっても、頭(思考)と呼吸と身体がちぐはぐではね。

注意深く呼吸を観察することは、今に生きることに繋がります。よりよく生きるための洞察です。浅い呼吸、深い呼吸、詰まる呼吸…様々な呼吸の身体感覚を取り戻し、受け止め、身体に根付かせることがスタートであり、ゴールです。

リラックスをすること、集中力をつけること、自分を知ること、治癒力を引き出すこと、全てにおいての基本になります。

これは毎回言っている事ですが、昨日おこなったあの練習の本番はまさに日常の生活です。どうぞ、日々の暮らしの中で呼吸と動き、それに伴う感覚を注意深く観察し、呼吸と共に連動する自然な動きを根付かせてみてください。

そして、来月は、どんな変化が起きたのか、どんなことに気づいたのか、気づかなかったのか、そんなところから始めたいと思います。

また、来月、皆まさにお会いできることを楽しみにしております♪
(もちろん単発受講もOKですので、気になる方はぜひ!!)

2018年5月24日木曜日

心理学とヨーガ。

ヨーガ(もしくはヨガ)と言えばアーサナと呼ばれる体操や呼吸法など、身体の健康とイメージされる方もまだ多いのではないでしょうか?

しかし、いわゆる西洋心理学よりも遥か昔、4000年以上も前にすでにヨーガの世界では心と身体と霊性という視点で、人間の心身構造を説明しています。またそれらは構造だけでなく、いかに上手に動かすかとい部分まで踏み込んで説明されているのです。

不安や怒りといった感情に振り回されたり、~しなければならないとか、こだわりといった思考に振り回されたり、肩書や会社に自分という存在を結び付けて振り回されたりといったことは誰にでもある事です。

これらの働きが過度になったり、悪循環を生みだした時、私たちはストレスを感じ、場合によっては、それによって身体症状が発症したりと様々な問題を引き起こすのです。

一般的によくみられる心理学では、こうした場合、分析的に解明する試みがはかられます。それは行動の分析であったり、感情や思考の分析であったり、前世の分析であったり。いずれにせよ、分析して原因を探すという事を行います。

もちろん、方法は違えど、ヨーガでも分析的に自分を見つめる作業はあります。しかしそれは原因を探すというのではなく、その構造を知るという意図で行います。いかに上手に制御しながら運転できるかという目的のためには、まず最初に構造をよく理解しておくことが必要だからです。

この構造を知り運転をするプロセスこそがヨーガであり、その究極的なゴールは悟りです。このプロセスは、身体、心、霊性にいたるまでシステマチックに体系づけられていて、ヨーガの体操や呼吸法というのはこのシステムの一部なのです。

こうした人間の捉え方が約4000年前から現在に至るまで残っているという事は、時代を越えても役立つ智慧であり技術だからだと思います。ヨーガという言葉には<つながる>という意味がありますが、ヨーガという本質には技術という側面があり、その技術は現代人が抱える問題にも充分対応できるものです。古典文学など読んでいても、昔に比べれば文明の技術は飛躍的に発達しましたが、人間の悩みっていうのは、そんなに変わってないですしね。

どうしてもヨーガというと美容や身体的な健康、超人的な力、超越的な存在などに目が行きがちですが、日々の暮らしの中で起きる色々な問題にも充分対応できることを知ってもらえると嬉しいなと思います。

余談ですが・・・潜在意識で有名な精神科医のジグモント・フロイトが潜在意識に気づいたのは1800年代。ヨーガの文献で潜在意識の事に触れているのは約4000年前。また、夢の分析で有名な心理学者のカール・ユングはインドでヨーガの考え方を学んで夢の分析に取りかかっています。ちなみに、一時期ユングはフロイトの弟子でした。いずれの西洋心理学の巨匠たちも、近代に入ってから東洋の智慧を学んだ心理学者たちなのです。






2018年5月17日木曜日

5月25日こころとつ上がるヨーガのテーマは「呼吸」です。

5月25日から「こころとつながるヨーガ」が再スタートします。

http://yoganicca.com/tsunagaruws

今回のテーマは呼吸。


呼吸は自分と上手につきあう上において、道しるべであり、地図であり、コンパスであり、最大の理解者であり、友人です。


深い呼吸がいいとか、そういう単純な事ではありません。


私たち、ついつい、思考や感覚を最優先して身体の声を無視してしまいます。思考や感覚は暴れ馬のごとく動き回り、それに振り回される身体。もちろん、時にはそういう事が必要な場面もありますが、いつもそれでは、心も身体も疲れ果ててしまいます。


「こころ」のことを扱う時、多くの人が頭のなかでアレコレ巡らせることを行います。その結果、ネガティブだった思いがポジティブになって一時的に楽になる事があるかもしれません。


ただヨーガという視点からみると、実はそれはなにも変わっていないのです。だから一時的。ヨーガで重要なのはある問題を起点にネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかという事ではなく、問題がそこに在っても、それが問題じゃなくなるという変化です。


ある先生がおっしゃっていました。鈍感と過敏は同じ、目指すところは鋭敏になることと。それは今の無意識にしがみついている心から離れ、こころに繫がっていくプロセスと言えます。


その際、どのように変わっていくのかを丁寧に全体的な視点で、主体的に捉える事が大切です。その為には身体や呼吸を上手に使うことが必要なのです。


今回は呼吸ですが、「自分と上手につきあうために」毎回テーマが変わります。色々な角度から自分を捉えなおし、自分という土壌を豊かに耕していきます。

***お申込・お問合せお待ちしております***


http://yoganicca.com/page-1651

2018年5月14日月曜日

疲れを上手に解消する3つのポイント

日々の疲れを上手に取るためには3つのポイントがあります。この3つのポイントを上手に生活の中に取り込むことで、日常という場面がストレスや疲れを癒す場面へと変わっていきます。

3つのポイント

1. 緊張と弛緩
2. 呼吸
3. 思考のスピードを緩める

1.緊張と弛緩

私たちの身体は無意識のうちに緊張しています。これは心の動きと連動していますが、無意識で行われているので気づくことがほとんどありません。慢性的な緊張状態が続くと、腰痛、肩こり、高血圧、不眠、イライラ、不安感…様々な不快な症状が身体だけではなく心にも生じてきます。

こうした状況を解消するために、「緊張と弛緩」というリズムのあるゆるやかな動きを行う事が有効です。これは筋肉の過緊張を与えることで、緩むという性質を上手につかった方法です。ヨーガではゆっくり一つの動きを行った(緊張)あと、必ず5呼吸程度、身体の感覚を捉える時間(弛緩)を取ります。

ここで得られる「内側からの緩み」はマッサージなど外から他者の刺激によって得る気持ち良さとは別格の心地良さです。

こうした緊張と弛緩を繰り返すことで、自律神経が整うだけでなく、「緩んでいる」状態を知る事になります。この状態をしることで、「緊張している」状態の自分にも気づくことができるようになり、緊張状態が続く前に、早めに対処できるようになってくるのです。

2.呼吸

ヨーガでは呼吸に動きを連動させていきます。これがポイントです。そすうることで、自然と今の自分にとって心地よい呼吸に変わってきます。言葉でいえば、深くて穏やかな呼吸ですが、深い呼吸をしよう!としてする呼吸とは全く違うものです。

自ずと深くなってくる呼吸が私たちの持っている力を引き出す原動力となります。また、同時に、緊張と弛緩を深めていくのも呼吸なのです。

3.思考のスピードを緩める

「緊張と弛緩」「呼吸」「思考のスピードをゆるめる」という3つのポイントは全て連動して働いています。1~2の作業は身体や呼吸を使いながら、それに伴う様々な感覚に意識を向けていくことになるのですが、これこそがまさに思考のスピードを緩めることになるのです。

私たちの思考は過去に起きたことと、未来の想像との行き来で激しく動き回っています。例えば、日中に起きた出来事だけでなく、それに付随して過去の事を思い出し、それらを踏まえて、次にやらなくちゃいけないことを考え、また過去の出来事に戻る…というループです。

これらは全て頭の中の出来事。

夢の中でも仕事をしてしまう人(過去の私ですが)、寝ても疲れが取れない人というのは、このループを上手に断ち切れていないからなのです。身体や呼吸に伴う感覚をみるという事は、今の自分の状態を知る事だけでなく、今という時間、自分を結びつける作業なのです。

これら1~3は特に道具は必要ありません。こうした練習をとおして覚えてしまえば、自分の身体と呼吸があれば、いつでもどこでも、どんな時でも行えるようになります。

日々の疲れは日々の中で解消!です。

2018年5月11日金曜日

石山寺・三井寺の特別公開に行ってきました。

先日、滋賀県の石山寺と三井寺で行われている特別公開に行ってきました。



GWの期間を外していったので、人も想像以上に!?少なく、ほぼほぼ貸し切り状態。じっくり参拝させていただきました。

両お寺ともに新緑のもみじが美しく、お寺の中を歩いているだけでもすがすがしい気持ちになりました。三井寺ではお加持も受けることができます。

古くは平安時代の仏像もありましたが、こうした仏像が現代にいたるまで残っていることだけでも感動ですが、仏像を作った人たちの思いや、信仰の対象として拝んでいた人たち、守ってきた人たちなどへ思いを馳せてみると、感慨もひとしおです。

個人的には気だるそうな感じの如意輪観音半跏像が好みですが(そんな言い方したら怒られそうですが…。)自分の好きな仏像を見つけるのも面白いかもしれません。

この特別公開は5/20まで開催されているようですので、ご興味のある方はお早めに。


2018年5月9日水曜日

呼吸という道しるべ。

昨日は午後から大高クリニックの木のうたさんでのヨーガのクラスでした。

テーマは「呼吸」

特に今回は呼吸と体の関係について、映像をみたり、自分の身体やヨーガに参加している仲間どうして確認しあったり。

呼吸というと、浅い呼吸、深い呼吸という話ばかりが上がりますが、実際は「呼吸」が様々な事を私たちに教えてくれます。

今回は特に「つながり」や「変化する」という分かるようで、分からない漠然とした内容を「呼吸」という具体的な行動から、深めていきました。

*呼吸はいったいどこで行われているのか?
*呼吸に伴う動きにはどんな動きや感覚があるのか?
*息を吸う時と吐く時、どういう動きの方が動きやすいのか?
*自分と他者の呼吸の違いを感じてみるとどんな感じか?
*今の自分の呼吸はどんな具合か?そしてどのように変化したのか?

自分の頭で思っている「呼吸」に関するイメージから離れ、実際の身体で捉えなおしてみると、呼吸は計り知れないほど私たちに教えてくれることがあります。
身体の事、心のこと、他者との関係の事…、いつも呼吸は道しるべとして多くの事を教えてくれます。

今の呼吸そのものを尊重してみる。
それは、そのままの自分を大切にすることに繋がっていきます。



2018年5月7日月曜日

自然とともにあること。

一週間だけで、自然は全く違う表情を見せてくれます。
一つひとつの変化はとても小さいのだけれど、確実に変化し続けていることを実感します。

同時に、私自身も小さな一つひとつを積み上げれば大丈夫なんだな。
と勇気をもらいます。

いよいよ夏。
草刈りシーズン突入です。





2018年5月5日土曜日

5月のスケジュール

今日から立夏。いよいよ夏が始まります。
去年は雨の多い夏でしたが、今年はどんな夏になるのでしょう。
夏バテなどに気をつけて楽しい夏を過ごしたいですね。

5月のスケジュールです。

ゆるやかヨーガ
自宅で開催している3名までのクラスです。自分のペースで深めたい方へ。
火曜日:10時~11時30分(第2・4)
・8日(残1)
・22日(残2)

仕事帰りのヨーガセラピー
夢の中でも仕事をしてしまう方へ。頭のモードをリラックスにモードに切り替え明日への活力を。
火曜日:19時45分~21時15分
・22日(受付中)

こころとつながるヨーガ
座学・ワークと対話中心のクラスです。自分の感情や思考に巻き込まれず、自分自身と上手に関わるために。
金曜日:19時~21時30分
・25日(受付中)

2018年5月2日水曜日

ホームページをリニューアルしました。

ホームページをリニューアルしました。

http://yoganicca.com/

ヨーガセラピストとして、当初はケアが必要な方に向けてヨーガをお伝えしてきました。その間、実際にお会いする方の多くに、ご家族の介護や看病をされている方、医療従事者をはじめとして様々な場面でケアをする側にいらっしゃる方とも出会いがありました。
その中で「心の治癒力を引き出す」ことを黒丸先生から学び、またスピリチュアルケアの研究を始めていく中で、ケアに従事する方へのケアの大切さを痛感しはじめ、ケアや支援業務に携わっている方へのお手伝いも、私の一つの柱としておこなっていこうと思っております。

様々な方との出会いや、今も続いている学びの時間を重ねながら、こうしてヨーガを続けられているのはしみじみ幸せで、素敵な事だなぁなんて思っています。ヨーガとコミュニケーションと密教。この3つは太いラインで結ばれ、それによって、ますます日常の暮らしや出来事とピッタリ重なり合ってきました。

私が学んで、経験してきた事を、必要な方にお届けできるように、そしてヨーガを学び始めたころの新鮮な気持ちも忘れないように。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
感謝の気持ちを込めて。

市岡めぐみ