セラピーや治療と言う場面をイメージしてみてください。
施術者がいて、クライアントさんがいて、その間をつなぐのが施術者の持つ知識と技術。
だけではありません。
お部屋の雰囲気に気をつけたり、施術に使うベッドやタオルなどに気をつけたり、香りに気をつけたり、施術者自身のたたずまいに気をつけたり…。色々あると思います。
私たちセラピストはセラピーにおいて施術や知識だけでは足りないことは経験的に分かっています。しかし、それら一つひとつのパーツを作り上げても、それらが上手く作用するためのスイッチが押されなければ、あまり意味はありません。
そうしたそれぞれぞれのパーツを包み込み、繋げ、相互作用を引き出す誘因となるのがコミュニケーション、つまり、セラピストの関わり方です。
セラピストのためのコミュニケーションと言うと、すぐにカウンセリングに結び付けてしまいがちですが、そうではありません。もちろん、カウンセリングでも使えますが、クライアントさんとの対話全てが含まれます。
コミュニケーションの重要性はセラピストととして私自身も痛感しています。
ヨーガ療法士の養成講座は当時で5年くらい(長い!!・笑)なので、その中でカウンセリングの講義時間は他の養成講座なんかに比べると格段に多く本格的でした。
ただ、実際に自分がセラピストをやりだして、すぐに分かったことなんですが、セラピーと言う場面ではなかなか使いにくなぁということです。
お問合せがあり、お申込みいただき、実際にお会いし、カウンセリング、施術、色々なおしゃべり、フォローをして。
ザックリ書いたこれだけでも、カウンセリングって一部なんです。
それ以上に、クライアントさんと色々関わっているんです。そして、よくよく考えてみると、このカウンセリングの関わりかただけどうも不自然(笑)
オウム返し…必ず習いますよね。
ミラーリングとか…。
質問をせずにただ聴く…とか。
私、結構まじめちゃんなんで、ちゃんとやっていたんです。(最初のうちは)
でもダメでした(笑)もちろん上手くやってのける人もいると思うのですが、カウンセリングではなく、ある特定の技術を使ったセラピーや施術の場合、これだけでは当然上手くいくわけがないのです。
それともう一つ。特に全体性とかホリスティックという視点で施術をされている方。これもまた一般的に言われているカウンセリングの手法は向かないと実感しています。なぜかと言えば、決定的に視点が違っているからです。
ホリスティックと言う言葉は、あまりに漠然としているので其々に意味合いが違うと思うのですが、私はつながりや関係性だと思っています。原因を探し出す視点はこの関係性やつながりをブチブチと切ってしまうからです。わたしはこれをクローズな視点と言っていますが、関係性やつながりの視点はオープンな視点で全く逆のベクトルです。
よくセラピストや治療家の方から
*初診のクライアントさんにどう接していいか分からない。
*クライアントさんとの会話が苦手。
*クライアントさんの負のパワーに巻き込まれないようにするために、セラピーに関すること以外あまり関わらないようにしている。
*なんとか助けてあげたい!!と、気がついたら全身全霊で受け止てしまい、ご自身がバーンアウトし、セラピストを辞めようと思う。
*クライアントさんに共感できない。
という言葉をききます。
これらの事はすべてセラピストの関わり方、つまりコミュニケーションの問題です。とっても素敵でまじめなセラピストや治療家さんなのに、その方法を知らないがために損してるのは、もったいないなぁと個人的には思います。
私たちは当たり前に日本語が使え、特にコミュニケーションが得意な人ほど、コミュニケーションについて考えることはないと思います。
でも施術や治療という場面に必要なコミュニケーション法があります。これは日常で使っているコミュニケーションをそのまま持ち込むことはできないという事です。
そろそろ、施術時の自分のコミュニケーションについてちょっと振り返ってみませんか?
セラピスト・ボディーワーカーのための
心の治癒力を引き出し施術効果をあげる
ホリスティックコミュニケーション法
□日時:8/25(土)14:30~18:00
□料金:5,000円
□会場:roomCREA(名古屋市千種区)
詳細はこちらをご覧ください ⇒ http://yoganicca.com/holicommu2018
受講者の方の声をご参考ください ⇒ http://yoganicca.com/wsvoice
ホリスティックコミュニケーションの大きな特徴
1. セラピーや治療を変えることなく、“コミュニケーションの効果”を足して使える
2. すぐに使うことができる
3. 自分自身に、そしてクライアントさんに負荷をかけることなく施術効果があがる
ホリスティックコミュニケーションはホリスティック医学協会副会長で現・彦根市立病院緩和ケア部長の黒丸尊治先生が心療内科時代から今に至るまで実際の臨床の場で使い、構築されてきた方法です。この講座は黒丸先生から直接トレーニングを受けている認定カウンセラーが担当します。
黒丸先生主催のホリスティックコミュニケーション実践セミナーは東京と京都で開催されています。ご興味のある方はこちらもご覧ください ⇒ http://kuromarutakaharu.com/
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