① 自分より相手を優先してしまう。
目の前に苦しんでいる方がいると、当然のことながら何か手助けや支援をしたいという気持ちが沸いてきます。ましてやそれが両親や自分の子供の場合であればなおさらです。しかし、時にこうした思いやりや優しさ、使命感が自分よりも相手の要求を優先させすぎ、自分自身の身体や心(もしくはそのいずれか)を傷つけてしまい、ケアする側が疲弊してしまう事があります。② 燃え尽きや活力の枯渇
家族のケアであっても、仕事での支援やケアであっても他者を支援したりケアするという事は非常に大きな負担がかかるものです。こうした負担やストレスに気づくことなく日々のケアに追われていると、ある日その負担やストレスの蓄積でバーンアウト状態となってしまいます。③ 代理トラウマ
他者の痛みや苦しみに触れ続けることで、ケアする側に起る機能不全これら3つに共通することは、ケアする人の思いやりやなど心を上手に使えていないということです。思いはあるのに、上手にコントロールできないがために自分自身が傷ついてしまうというのは、ちょっと(かなり)もったいないことです。
なぜなら、ケアの質はケアする側の心身の健康にかかっているから。これはとっても重大な事です。
しかしケアに従事する人は忙しい。ついつい自分の事はそっちのけになってしまいます。
だからこそ、ケアする側の健康を「守る」という視点から、心身の健康を「育む」という視点に切り替えることが重要です。
必要なことは心の筋トレです。心にも筋トレって必要なんですよ。例えば「思いやり」一つとっても、一人ひとりが持ち合わせている心理的な特質という側面もありますが、私たちの心は何もないところで作動するわけではありませんよね。内容は色々ですが、人や環境、様々な事柄や出来事に触れて、初めて作動しだすものです。
つまり心って関係性の中で現れるプロセスなのです。
このプロセスを「育む」という事です。
では、そんなことがでるんでしょうか?
答えはYES!です。
ただし、残念ながら心理分析などではそれはできません。何故なら心は関係性の中で現れるプロセスであり、動的なものだからです。
だからこそ、身体を使います。←なので身体の健康にもつながります。
環境も使います。言葉も使います。もちろん心も使います。他のどこでもない、あなたの目の前に繰り広げられている、そのケアの場面こそが「育む」舞台となります。
その為にはちょっとした練習が必要です。その練習が育む実践になります。その実践がケアする側の心身の健康を育みます。その育みがケアが必要な人だけでなく、ケアをする側にとっても実り多きものになる善循環を生み出します。
ケアする側の心身の健康について、ちょっと真剣に取り組んでみませんか?
**ケアする側の人のためのヨーガセラピー**
http://yoganicca.com/supportyoga
7月12日(木)13:30~
7月26日(木)13:30~
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