2018年12月7日金曜日

オキシトシンの表と裏。

先日、読書会に参加いただいている方から一冊の本をお借りしました。



他人を引きずり下ろす快感(笑)なかなかなタイトルです。

私は「シャーデンフロイデ」という言葉をこの本で初めて知りましたが、他人を引きずり下ろしたときに生まれる快感のことを言うそうです。

例えば、成功者してる人のちょっとした失敗をネット上で糾弾し(炎上ってやつですね)、で、喜びに浸るとか。コワイコワイ。

実はこの行動の根幹には、脳内物質の「オキシトシン」が深く関わっているというのです。

絆ホルモンとか、愛情ホルモンとか癒しとかという言葉と必ずセットになっている、あの「オキシトシン」です。

実際、「オキシトシン」は母子間など、人と人との愛着を形成するために欠かせないホルモンであるのは間違いないのですが、最新の研究では「妬み」感情も高めてしまうことが分かってきたそうです。

内容的には「オキシトシン」だけで説明するのは…と思う所もありますが、少なくとも「オキシトシン信仰」へ一石を投じる内容ではあると思います。

代替医療の中ではここ数年いろんな場面で「オキシトシン」の良い面ばかりが強調されています。「オキシトシン」だけでなく瞑想なんかも同じだなって思います。

まるで〇〇ダイエットみたいに感じるのは私だけでしょうか?

ヨーガや仏教では「愛」ではなく「慈悲」という事が言われますが(愛は苦(執着)を生みだすと言われます)、慈悲はこれだけやっていれば慈悲が高まるというものではありません。身体や呼吸、教えや、倫理観、道徳観、様々な要因が折り合わさって初めて慈悲の力が高まると言われます。

当たり前っちゃ、当たり前です。
絆にしろ、癒しにしろ同じことです。
でも私たちはすぐに簡単なものに飛びついてしまう(笑)

身体だってとっても複雑なのに、心に関わる事がこんなに単純なわけありません。
頭が痛い→頭痛薬を飲むということは嫌がるのにね。

言葉によって、猛烈にマイルドに感じるるようにしむけられているだけな気がします。

単純なことを複雑にしないでよ
複雑な事を単純にしないでよ

大好きな真心ブラザーズの歌詞の一部ですが、何につけても言える事ですね。