2018年12月19日水曜日

今年の「こころとつながるヨーガ」が終わりました。

先週の金曜日は、今年最後の「こころとつながるヨーガ」@名古屋でした。
今年も一つずつ、ぼちぼち終わっていきます。


今回からいよいよニヤーマ。
最初は「サウチャ:清浄」です。

「清浄」には様々な意味合いがありますが、やはり一番難しいのが自分自身に対してではないかと思います。

私たちは向上心や能力、何につけ現状より高めることを様々な場面で求められます。

例えば
*いいお母さんであること
*能力の高い社員であること
*夢を持つこと
*健康であること
*肯定感を持つこと

など。それ自体はもちろん悪いことではありません。
ただ知らず知らずのうちに素晴らしい人、能力のある人、良い人、愛される人になる事だけに焦点が定まってしまい、欠点(と思われること)に対して寛容でいられなくなってきてしまいます。自分にとって好感の持てない考えや感情、出来事を嫌がり、それらと共に落ち着いていられなくなるのです。

例えば
*感情的な反応をしたことに対する嫌悪感
*不安や焦りに捉われる
*嫌な出来事に対してすぐに意味づけをしてポジティブに置き換える
*こうなりたいというイメージと違う自分、他人を認めない

など。
これは急激に起こるというよりは、じわじわ起こるので自分では、そうした反応に気づいていない場合がほとんどです。

ヨーガのクラスではよくあることなのですが、
私はいつも「自然な呼吸」をするように、しつこいほど言っています。

ところが、「呼吸は深い方がいい」という思い込みが強い人はなかなか、(不自然な)深い呼吸を手放すことが出来ません。内側から湧く自然な呼吸はその人からすると「浅い呼吸」「リズムが整っていない呼吸」つまり好感の持てない呼吸だからです。

しかし、私たちが意識しようがしまいが、いつも呼吸はしています。それは浅い時もあれば、深い呼吸の時もありますし、吐息もあれば、集中している時は止まっている時もあります、リズムが整っている時もあれば、整っていない時もあります。

それが呼吸です。
そして、その呼吸のおかげで私たちは生きています。

にもかかわらず、その呼吸にも安心して共に在るということがが出来ないのです。
これは呼吸だからという訳ではありません。苦しみ、不安、怒り、退屈さ、心配、焦り…などに対しても同じです。

サウチャを実践していくと、こうした一見ネガティブに見える感情に対して、共にあることが出来る心の在り様に自然と変わってきます。ジタバタして余計に複雑にすることもなければ、無理にポジティブに置き換える必要もなくなります。

サウチャを実践することで、そのような自分を「ほっておく力」、もしくは自分に「まかせる力」がついてきます。ほっておくというのは、余計なアレコレを加えないということ。アレコレをしないと余計に増長されるように思われるかもしれませんが、それは全くの逆で、余計なものが取れてシンプルに必要な事だけが観えてきます。

呼吸も今のその呼吸と共に在る事で、自然で一番ちょうどいい呼吸へと自然と変わっていくのです。

私たちは人間ですから、様々な感情が沸くし、大なり小なり色々な出来事が人生では起こります。その時、自分自身が帰る安全な場、家、基盤が自分自身です。外の何かではなく、自分自身の中に見つけることが出来たとしたら(自分自身にあるのですから)、これほど心強いことはありません。

その第一歩として、まずは日常をゆっくり中断することをお薦めします。一度に1つの事を実践し、全ての意識を注いでみるのです。例えば、お茶碗を洗う時、まずは一枚だけ全ての意識を注いで洗ってみてください。そして、ただ共にある自分を感じることから始めてみてください。

そんなことで?って思いますか?
うふふ。そんなことなんです(^^)
やるのとやらないのとでは雲泥の差なんです♪

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こころとつながるヨーガ
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🍀京都でもスタートします🍀
(対話+座学+実技となります)
1月20日(日)13:30~
会場:すみれや
料金:4,000円

🍀名古屋は引き続きニヤーマを行います🍀
(対話+座学)
1月11日(金)19:00~ ←今回は第4金曜日ではないのでご注意ください
会場:roomCREA
料金:3,000円



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